普段どんなお仕事をしていますか?
私は、ITMオペレーションセンター(IOC)で勤務しております。
IOCは、空港全体の安全と円滑な運営を支える中枢拠点であり、「空港の司令塔」としての役割を果たしています。
空港内で緊急機の着陸や施設の不具合など、さまざまなトラブルが発生した際に、状況を即座に把握し、現場に対して迅速かつ的確な指示・対応を行っております。
通常業務においては、飛行機に関する管理・運用・保守が主な業務であり、その中でも特に重要な業務が、空港専用システムを用いた航空機の運航データの管理です。
・航空機の駐機場からの出入り記録の管理
・駐機場所の割り当て・調整
・駐機間隔の監視
これらの情報は、航空会社や関係機関と密に連携・共有しながら日々運用しており、空港全体の効率的な運用に欠かせない重要な役割を担っています。
私はこの業務を通じて、空の安全と空港の円滑な運営を支えているという強い責任感を持って日々取り組んでいます。

業務のやりがいは何ですか?
私が携わっている飛行場面の管理・運用は、空港の安全と効率的な運営を支える非常に重要な業務です。
日々の運用の中では、天候の変化や突発的なトラブルに対応しながら、滑走路の状況を的確に判断する必要があります。
例えば、悪天候や異常が発生した際には、滑走路の閉鎖や点検の指示を行う等、航空機の安全な離着陸を守るための判断を迅速に下します。
こうした業務には常に緊張感が伴いますが、その分大きな責任とやりがいを感じています。
空港という大規模で複雑な施設の運営を、自らの判断と行動で支えているという実感は、他では得難い達成感と誇りにつながっています。
業務の中での印象的なエピソードはありますか?
飛行場面の管理業務に就き、数か月を過ぎた時のことですが、航空機が鳥と衝突(バードストライク)したという連絡を受けた時のことです。
滑走路の安全確保が必要かどうかを判断する場面で、管制官から「滑走路の運用を継続するか、それとも一時閉鎖するか」の判断を求められました。
その時は、現場の状況を即座に確認し、自分自身の判断で対応を決定しなければならず、非常に大きな責任を感じました。
この経験を通して、私たちの判断一つひとつが、航空機の安全な運航に直結しているということを改めて実感しました。
今振り返っても、その瞬間の緊張感と、自分の判断が空港全体の運用に影響を与えるという重みと責任は忘れられません。
お仕事の中で大変なことはありますか?
日々の業務の中で特に大変だと感じるのは、航空機の監視業務です。
私たちは主に、空港専用システムを用いた航空機の運航データの管理を行っており、このデータは、航空機の駐機時間や使用施設に基づいて運航者への料金請求にも活用されるため、非常に高い正確性が求められます。
一つのミスが、金額のご請求や業務全体の混乱につながる恐れがあり、絶対にミスが許されない緊張感の中での作業となります。
だからこそ、常に集中力を保ち、確認を徹底しながら業務にあたっています。
休日はどのように過ごしていますか?
休日は、私の趣味のひとつである銭湯に行ってリラックスするなどして、しっかりとリフレッシュしています。
心と体を休めることで、また新たな気持ちで仕事に向き合えることができるため、オンとオフの切り替えを大切にしています。
3年前に結婚し、子どもも今年の8月に生まれるのでそれも楽しみに、これからの生活のための買い物をしたりと、休日を満喫しています。
あなたがこの会社を選んだ理由は何ですか?
日本有数の大規模空港である関西国際空港や大阪国際空港の「安心・安全」を守るという、大きな責任と使命感を持って働きたいという想いから、関西エアポートオペレーションサービス株式会社を志望しました。
空港という社会インフラの最前線で、人々の安全な空の旅を支える業務に携われることに、大きなやりがいと誇りを感じています。
会社の推しポイントはありますか?
当社の魅力は、上司との距離が近く、気軽に相談できる風通しの良い職場環境にあります。
日頃からコミュニケーションがとりやすいため、不安や疑問をその場で解消でき、安心して業務に取り組むことができます。
そのような環境だからこそ、たとえ大きな仕事であっても、上司や先輩のサポートのもとで果敢にチャレンジすることができるのが大きな魅力です。
1日のスケジュール
※1日の流れは、一例です。-
09:30
- 出社
- 前の班と申し送り、引継ぎ
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10:00
- 監視業務
- 空港監視、緊急業務
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12:00
- 昼食休憩
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13:00
- 監視業務
- 空港監視、緊急業務
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18:00
- 夕食休憩
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21:00
- 事務処理
- 残務処理
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00:00
- 仮眠
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05:30
- 起床
- 運行管理業務の準備
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10:00
- 退勤