普段どんなお仕事をしていますか?
空港内やその周辺で航空機事故が発生した際に、「人命救助を最優先」とした消火救難活動を行うのが私たち空港消防隊の使命です。
空港を利用する方々の「安全・安心」を守るため、24時間体制で勤務しています。
普段は、緊急時にすぐに対応できるよう、消防車両や資機材の点検を丁寧に行っています。また、様々な災害を想定した訓練を通じて、チームワークと個々の技術向上に努めています。

業務のやりがいは何ですか?
航空機は多くの命を乗せて飛んでおり、万が一のトラブルには最高レベルの対応が求められます。
空港用化学消防車を使った消火戦術や、航空機の構造に関する専門知識を駆使して、人命救助や消火活動にあたります。
「大勢の命を守る」という強い使命感は、私にとって大きなやりがいです。
業務の中での印象的なエピソードはありますか?
空港用化学消防車の運転手として勤務していた時、トラブルで緊急着陸する航空機を追尾する出動がありました。
多数のお客様が乗っていたため、出動には大きな緊張感が伴いましたが、「我々が守る」という強い責任感のもと、迅速かつ冷静に対応することができました。
無事に着陸し、大きな事故には至らなかったときは、本当に安心しました。
この経験は、空港消防隊としての責任と誇りを強く感じた瞬間でした。
お仕事の中で大変なことはありますか?
空港という特別な場所で働いておりますので、専門的な技術や知識を身に着ける必要があります。
例えば、航空機は大量の燃料を積載しており、事故の際には急速に火災が拡大する恐れがあるため、迅速かつ的確な消化技術が求められます。
空港消防隊が活動するうえで、航空機構造の理解は必要不可欠です。
また、毎日のように行う訓練や座学はハードですが、隊員同士で切磋琢磨し、互いに高め合って、信頼関係を構築し、技術と知識を磨いています。
休日はどのように過ごしていますか?
基本的には、ジムや趣味の時間に使って心身をリフレッシュしています。
24時間勤務をした後は、家族や友人との時間を大切にしたいので、食事や買い物に出かけて過ごしています。
あなたがこの会社を選んだ理由は何ですか?
私は学生時代から野球を続けてきました。
厳しいトレーニングや練習で培った体力や精神力を活かせる仕事を探していた中で、空港消防という職業に出会いました。
幼いころから大阪国際空港の近くに住んでいたこともあって、航空機が好きになり「空港の安全を守る」という特別な使命に魅力を感じました。
また、この仕事は緊張感のある環境の中で自分の力を試し、成長していける場所だと思い選びました。
会社の推しポイントはありますか?
私が感じている推しポイントは、充実した研修制度です。
特に海外研修では、海外の文化に触れながら、現地の空港消防の戦術や技術、装備・設備を学ぶことができ、非常に貴重な経験になります。
自分自身のスキルアップにつながる環境が整っているところは、大きな魅力だと感じています。
1日のスケジュール
※1日の流れは、一例です。-
10:00
- 出社
- 申し送り、車両引継ぎ
-
10:30
- 点検
- 車両、資機材、装備品点検
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12:00
- 昼食休憩
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13:00
- 訓練
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18:45
- 点検
- 車両点検(車両灯火類チェック)
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19:00
- 夕食休憩
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20:00
- 事務作業
- 申し送り、資料作成等
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22:00
- 訓練等
- 夜間訓練、自主訓練、体力トレーニング、水利点検
-
23:00
- 仮眠・監視業務
-
05:00
- 起床
- 場面点検、事務作業
-
06:00
- 点検
- 車両、無線点検
-
07:30
- 申し送り
-
08:00
- 事務作業・訓練
- 事務作業、自主訓練
-
09:45
- 申し送り
- 次隊へ引継ぎ
-
10:00
- 退勤